... 長崎夜話草の中に現はれて居る外來語の形式にしてである。元來長崎細聞錄は其内容に於て、その文章に於て、長崎夜話草と殆ど全く符節を合したやうに一致して居るのであつて、自分はこれに就て精細な考證をした譯でもないし、又そんな暇もないから試みて ...

... 長崎へ移住(三)中国へ帰国などの原因により、長崎以外の地方にいた中国人については、時代と共に記録上から消失していった ... 夜話草』卷二、「唐船始入津之事」によれば、明朝が海禁下にあった永禄 5 (嘉靖 41、1562)年、唐船が初めて長崎港附近の戸町浦 ...

... 長崎夜話草同見の水土考および夜話草を見せけるに、こよな宮川夜話草序云、「近頃友どちのもて來りて、西川がたく覺ゆる事あり、實や此翁は、もろこし船津とへる長崎の産にして、ことすべてからの文に告しらす譯人なれば、宮川五十鈴の流を汲む目ならふ市 ...

... 長崎に関する地誌・旧記類は極めて多数伝来している。全てを網羅することは、甚だ困難なことに類する。まだ一〇〇点程しか目をとおしていないが、当該「長崎旧記」と性格を同じくする類のものは、既に、『長崎夜話草』(『長崎叢書一』所収)『長崎港草 ...

... 長崎夜話草には、木谷某さのみあり、今前木谷久左門、亞華国の兵を破りし條により、其名を補入す、彼 ”留右異國出契獻段子 ... 長崎に移りしものなるへにて長崎の産なりしが、戦するに、前巻に載る長崎記録に和泉の人さあり、長崎のの誤りなるへきに、前巻 ...