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私説折口信夫 from books.google.com
... 折口信夫自身が昭 24 ・ 5 ・ 3 の慶応義塾大学における研究会において、大正三年のうちに書いた、と言っている。「ひげこの話」の成立秘考」(『私説折口信夫』の「髯籠の話を中心に」の章に先行する、同趣旨の論考。「春秋」昭如・ 2。『わが師・わが学 ...
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... 私的言語に、いわば身内の心情的なレベルで解決してしまっている。折口の「いきどおり」は国学をして右翼ファシストのそれとは異なる「気概の学」とも語らせ、また同時に「新国学」とした彼の民俗学の問題意識と重なるものである。これはま ... 私説折口信夫』
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... 折口信夫の心に和やかな家庭の団欒に対して、羨望の気持が生じていたのであろ折口信夫が、自殺の理由を明示しないのは、それが書けないほどの秘事だったからであろう。その秘事を折口信夫誕生以前の「母のあやまち」と池田弥三郎は『私説折口信夫』に明記 ...
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... 折口信夫に師事。文学博士。慶應義塾大学文学部教授、 NHK 解説委員、国語審議会委員等を兼務。 1977 年、紫綬褒章受章。著書に『文学と民俗学』『芸能と民俗学』(岩崎美術社)、『私説折口信夫』『日本芸能伝承論』『日本の幽霊』「まれびとの座』(中央 ...
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池田彌三郎 255―私説折口信夫 こうしたことを考え進めていくと、なにゆえに折口信夫の周囲にいた者は、信夫を、しのぶと訓むのか、のぶおと訓むのか、ということを、生前、本人に直接にただしておかなかったのであろうか。それは、こうした「かんぐり」は ...
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... 〈折口学〉の内奥の一面をえぐり出している。年六月刊評伝と伝説と以上の如く、〈釈迢空=折口信夫>研究の素描は終わるが、今一つ落ちこぼれたものに評伝がある。池田彌三郎の「まれびとの座折口信夫と私―』昭和三六と『私説折口信夫』(細)、加藤守雄の ...
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... わたしなりに立ち向かってみた報告書のようなものとなったので、べつに謙遜な意味からだけではなしに『私説』としたのである。本書の「折口信夫」は、もちろん自由に年次を無視して、その資料を利用しているが、記述の期間は、慶応義塾大学の教授就任まで ...