畠山・河越・豊島・比企・熊谷ら、中世武士団の典型とされる武蔵武士。平安から室町期にわたるその盛衰を、軍記物『平家物語』『太平記』を素材に描き出す。東北や西国、鎮 ...

... 武士にまじって「むさしのたうのものとも」も、奥州藤原氏追討のため、平泉への出陣を要請されていた。『吾妻鏡』によれば、同年七月十九日、源頼朝一行は、畠山重忠を先陣として、武蔵、伊豆、相模、下総などの武士をひきいて鎌倉を出発している。その交 ...

鎌倉幕府成立の要として、中世史の中枢に足跡を残した「武蔵武士」。かれらが武蔵の各地に残した様々な史跡を膨大な写真・図版資料とともに詳細に解説。史跡や地名から歴史 ...

源頼朝による武家政権創設の鍵となったのが、武蔵武士の動向だった。畠山・江戸・熊谷らの実像を解明し、鎌倉幕府の原風景を探る。

... 武士団を率いて東北に出陣し、乱を平定したことで、東国における名声を確立。以後、坂東の武士団は源氏を棟梁と仰いで主従関係を結ぶことになる。そして源義経は、こうした武蔵武士をはじめとする坂東武士のみなもとのよしつねぶんじだんのうら活躍で ...

勇壮な武士を数多く輩出し、歴史の要所となった北武蔵を、埼玉大学名誉教授が長年にわたる研究成果と豊富な図版によって検証した中世通史。関係略年表・索引付。