... 東山時代に於ける一縉紳の生活』の如きも、三条西実隆(一四五五~一五三七)という一廷臣の公私の生活、連歌師としての芸術的生活を中心に据えて、ヨーロッパ史のルネサンスと東山時代を比較する問題意識をもって描かれたものでした。二十三歳の青年将軍 ...

... 於ける皇室と京都畫界島田貞彦産業史上に於けるカルヴイン藤谷光之助・東山時代に於ける一縉紳の生活原勝郎・文(八八)日本の部藤有地(三完)小野武夫・日本交通史上の誤謬後藤秀穗・年貢米に就て柏木城谷•四、史傷・國學院雑誌(二三ノ八)飛騨史壇(三五) ...

田村航. ( 1 )育研究所、二〇〇一年)二六七頁。今谷明氏も、湖南が原に刺激を受けた蓋然性を示唆する(同「「一縉紳」をどう読むか」、原勝郎「東山時代に於ける一縉紳の生活』中央公論新社、二〇一一年)一八頁。( 7 )内藤湖南と原勝郎の経歴については ...

東山時代に於ける一精神の生活 1 一員の生活の叙述によりて、三隅共にげ得る迄には行かないでも、せめて之によつて縉紳界の一半位をば想知することを得せしめ若し尚ほ其上に出來得べくんば當時の文明の源泉なる京都に於ける社會生活の一面を之をして語ら ...

... 一段のなすべき 東山時代一縉紳の生活四八五る於けに質見見叙の生活を叙して第二段に至つて或る一縉紳てする予の意見を先づ一通り意見を先づ一通り縷述しゃう。而ししゃ述意予に闘困難である。愛にて予は便宜上この論文 ... 一四東山時代に於ける一縉紳の生活.

... 生活人であり知識人である。原が述べてゐる方法的説明の文句をそつくり辿った擧句に、これを以て「當時の社會生活の一面」を窺ふに足る、と稱してよいであらう。『東山時代に於ける一縉紳の生活』への解説文の中で鈴木成高氏は次の様に書いてゐる。うと云 ...

... 東山時代に於ける一縉紳の生活』を思ひ出す。この研究は『伊澤蘭軒』の新聞連載にまさに踵を接する形で、大正六年八月から十二月まで、京都帝國大學文學部の機關誌「藝「文」に連載されたものである。その冒頭は以下の如くに書き起されてゐる。予が玆に東山 ...

... 東山時代の代表的公卿、二条西実隆を主人公として当時の生活や文化を描き、学界を驚倒させた画期的論考「東山時代における一縉神の生活」「足利時代を論ず」「足利時代における堺港」等異色の六論考を収める。鈴木成高解説東山時代に於ける一縉紳の生活 ...

一、この問題に対して私に大きな暗示を奥へ又明に時代の姿をへてくれたのは原勝郎博士の「東山時代に於ける一縉紳の生活」といふ論文である。これは大正六年に「藝文」といふ雑誌に發表されたものであったが、博士のなくなられた後遺稿として他の有益な諸 ...