日本資本主義論争史上定評のある画期的名著。明治30-40年代の日本の産業資本の確立過程の分析を通じて、日本資本主義の軍事的半農奴的パターンを析出し、それが日本資本主義 ...

... 日本資本主義分析―日本資本主義における再生産過程把握—』における「日本資本主義」に関する「規定」づけを観ることとしたい。因みに、前者は、かかる「日本資本主義に対する基礎分析」を『その経済的構造上に組織され編成されてゐる社会の機構・階級分化 ...

... における資本主義と農業」( 1 九一五年、全集 2 一五ページ)。[資料〕日本資本主義分析と再生産論山田盛太郎『日本資本主義 ... 過程把握の問題として、いわば再生産論の日本資本主義への具体化の問題として、果すことを期している。この意味において ...

... 日本資本主義分析日本資本主義における再生産過程されたのは 1934 年であるが,そこで展開をされた産業資本確立の過程は、「ほほ 40 年を画期するところの,すなわち,まさに日清・日露戦争の時期を貫串するって,これによって日本資本主義の軍事的半農奴制的 ...

... 日本資本主義発達史講座』の編集者となり、数篇の論文を発表した。『講座』発表の論文は先の再生産論の論文と連繋をもって日本資本主義における再生産過程把握を主たる課題とし、これがのち一書にまとめられたのが主著『日本資本主義分析』(岩波書店、一 ...

... 日本資本主義分析山田盛太郎著一日本資本主義における再生産過程把握一日本資本主義社会の機構平野義太郎著一史的過程上の究明一危機における日本資本主義の構造日本石災產業分析隅谷三喜男著近代日本総合年表井上晴丸宇佐美誠次郎著勝本清一郎西田長寿他 ...

内田穰吉 「本書は日本資本主義の基礎の分析を企図する。その基礎分析によつて、日本資本主義の基本講造=対抗・展望を示すことは、本書の主たる課題とするところである。本書は、これを、日本資本主義における再生産過程把握の間題として、はば再生産論の日本 ...

... 日本資本主義分析―日本資本主義における再生産過程把握―』(岩波書店、一九三四年)の方法視点を、一定の批判を加えた上で基本的に継承している。その批判点の一つである、「諸経済制度相互間の関係(いわゆるウクラッド論)が展開されないで終った」という私 ...