... 怪録』を作った。楊用修はそれを『幽怪録』に改名した。皇帝がなくなられた当時「玄」という字を忌みさけるため、用修はこの字を避けないわけにはいかなかった。実にこの本しか改名しなかったが、刻み間違ったのではない」。然るに、『宋史・芸文志』に ...

しもそれがただちに「玄怪録」であるとは考えられぬものである。たとえば「『幽怪録』唐王惲」としてある二篇を収録している「説郛」(苑委山堂蔵版)がある。内容をみると二篇とも「郭元振」(「唐代叢書」も同様,「『幽怪録」王惲」という一篇がとられて ...

... 幽怪録中にも見ゆるを以て、蓋し岑順の一條も亦必ず記載せられたりしならむを想ふ。今、莊岳委譚の錄するところに従つて其文 ... 怪録といふものは即ち後世の謂ふ所の幽怪録也。説郛百十七に牛僭孺幽怪録あり。また玄怪記といふものありと雖も、此は徐炫 ...

... 幽怪録中にも見ゆるを以て、蓋し岑順の一條も必ず記載せられたりしならむを想ふ。今、莊岳委譚の錄するところに従つて共文を ... 怪録といふものは即ち後世の謂ふ所の幽怪録也。説郛卷百十七に牛僧孺幽怪録あり。また玄怪記といふものありと難も、此は徐炫 ...

... 幽怪録の話は、明の瞿佑の『剪燈新話』の中の申陽洞の記ふんぽんの粉本になっている。んきな要するに六朝小説は支那文学の源泉で、それが小説になり、戯曲になり、詩になり、その流れはりょうさいしいむじなきくにざかしんようどうほんじょ 「どうぞ、一 ...

... 幽怪録中にも見ゆるを以て、蓋し岑順の一條も亦必ず記載せられたりしならむを想ふ。今、莊岳委譚の錄するところに従つて其文 ... 怪録といふものは即ち後世の謂ふ所の幽怪録也。説郛卷百十七に牛僭孺幽怪録あり。また玄怪記といふものありと雖も、此は徐炫 ...

... 録、淮南章、易程言、元包數、檀著記、論語筆解、論遺疑、華陀停、長房博、左、衛恒修、鮑明遠集、良香、蠶書、料楼園詩、煬帝迷樓記、金川部、西見聞記、鍾馗、大學石、小序、詩係、詩親、幽怪録、整調語、王大令集、洛陽名園記、常謎、胡氏詩織、四 ...

... 幽怪録・伝奇など、みな是れであると趙彦衛はいうのだが、この「幽怪録・伝奇」が唐代伝奇ではないかと思われるので、いま問題になる。唐代からそれほどへだたっていない宋代におけるこの人の言は、かつて『四庫総目』も根拠ありとしている。魯迅はこの文 ...

... 幽怪録伝奇等」皆又投ずるをいう、と諸橋『大漢和辞典』七にある。幽怪録・伝奇など、みな是れであると趙彦衛はいうのだが、この「幽怪録・伝奇」が唐代伝奇ではないかと思われるので、いま問題になる。唐代からそれほどへだたっていない宋代におけるこの ...

録』の影響が強くみてとれる。「玄怪録」には「元無有」という短篇がある。これは ... 怪」も『西遊記』の黄風大王を思わせるから、両篇とも『西遊記』から換骨奪胎された可能性が強かろう。閑話休題、『幽怪詩譚』は怨霊より ... 幽怪詩譚』について(大塚) 81.