貴族、僧侶、武士、陰陽師――平安時代を生きた人々のさまざまな声が瑞々しく語られる。説話集の最高峰のエッセンスを原文で楽しむ。

... 平安 車特皇子は、心たばかりある人にて、には、筑紫闘に湯あみにらむ、とて、まう枝○蓬萊の玉りぬかれ鉢をなき目ことをば、はぢを棄つとはいひける。おもとよみて入れたり。赫映姫返もせずなりぬ。耳にも聞き入れざりければ、いひびて面 ... 平安朝物語集.

第三巻は、説話文学全般およびその中で傑出している『今昔物語集』を対象に、言葉や文体あるいは表現方法を追究した巻。(全8巻)

... 物語校註日本文学大系・雑誌論文はその後収録された書名を→で示した。この場合加筆補訂が加えられていることがある。・調査の結果従来の書誌を訂正するところも少なないが、なお誤り遺漏もあろうと思われる。さらに後日を期したい。武笠三平安朝物語集 ...