1980年代以降のタイ農村では、ブッダの教えを指導原理として、テーラワーダ僧侶が積極的に開発問題に取り組んできた。本書は、彼ら「開発僧」を思想的に支えたタイの碍学・ ...

ミクロな地域から見える仏教のダイナミズム。国境をまたいで生きてきた人びとにとって国民国家の枠組みは一つの範疇に過ぎない。民族や宗教の動態を地域社会の文脈から読み ...

ミャンマーとの国境に面した雲南省徳宏州。そこで著者が目にしたのは、戒律を厳守する出家者を地域の宗教実践にとって不可欠の存在とする「上座仏教徒社会の常識」がまるで ...