志向性、直感、構成、時間、身体、相互主観性、生世界、超越論的主観性の誕生と死などの現象学の根本概念を明快に読み解く。最新の研究を踏まえたフッサール現象学への最良 ...

全12巻

学問の「客観性」とはどういうことか?人は善や美を生きるが、善や美の根拠は何か?そうした根源的な問いを確かめ、共有していくための「方法」をフッサールは打ち立てた。そ ...

現象学は、客観的な認識対象とも主観的な認識作用とも異なる認識内容としての現象を扱う哲学である。それは、人間の意識を経験論的ないし客観的に対象化する心理主義とは異 ...

本書は、『純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想』(以下、『イデーン1』と略)(一九一三年)において一応体系化された形をとるエドムント・フッサールの現象学的還元の形成 ...

事物についての言明は事物の直観によって充実化される。「徹底した意識の学」として、フッサールの現象学はどのような「世界経験の哲学」を描き出すのか?